自動車保険を解約し再度加入する場合に等級はどうなるの

自動車保険の契約のイメージ

車を廃車するなどの理由で手放す場合は、同時に自動車保険の必要もなくなります。

必要のない自動車保険に加入し続けておくわけにもいきませんので、当然、解約ということになるのですが、解約してしまうと再度加入する際に等級がどうなるのかという疑問がでてきます。

ここでは、一旦、自動車保険を解約して再加入する場合に等級がどうなるのか?についてみていきましょう。

中断証明書を取得すれば等級は引き継げる

ここがポイント

再加入の可能性があるのなら解約は避けるべき

再度、車を運転する可能性があるのなら、自動車保険は解約しないでください。そのかわり、一定の期間だけ保険契約を中断する中断証明書を取得しておくことで、今までの等級は無駄になりません。

免許返納などで自動車保険が不要となった場合、その保険を解約するのではなく一時的に中断しておくことで、後で自動車保険が必要になったときに中断時の等級で新たに加入することができます。

今は自動車保険の必要はないが今後必要になるときがあるかもしれない!というように、一時的に自動車保険が必要なくなった場合は、自動車保険の中断証明書を取得しておきましょう。

通常、自動車保険を解約して再び加入する場合は、等級が新規加入時と同じ6等級からのスタートとなります。

ですが、中断証明書を取得しておいて、再度加入する際に、取得しておいた中断証明書を使って自動車保険に入れば、中断した時点の等級で再加入することができます。

中断した時点の等級が20等級なら、その20等級のまま再加入することが可能になります。20等級であれば保険料の割引率も63%ですから、かなり保険料を節約することができるでしょう。

なお、中断している期間は保険料も必要ありませんから、後々のことを考えて中断証明書を取得すると良いでしょう。家族の誰かに譲ることもできますので。

中断証明書の発行条件

中断証明書を発行してもらう場合、以下のいずれかの事由が発生していることが条件となります。

中断証明書を発行するための条件

  • 車を廃車、譲渡またはリース会社へ返還する
  • 車が車検切れになる(車検は受けない)
  • 車が車両入替手続きにより、他の保険契約の対象になる
  • 車が盗難に遭って発見されない
  • 車が災害により滅失した
  • 海外渡航した

上記のどれかに該当する場合は、保険会社に対して「中断証明書発行の請求」が行えます。

なお、「中断した保険を再開するときの等級が7等級以上であること」「契約の中断日(満期日または解約日)から13カ月以内に中断証明書発行の申込みがあること」なども条件として加わっていますので注意してください。

中断証明書の発行に必要な書類

某通販型保険会社の場合は、中断証明書の発行に下記の書類が必要になります。

なお、必要書類は、保険会社によって少し異なっていますので、中断証明書の発行を請求する段階で保険会社に確認してください。

廃車の場合

  • 中断証明書の発行依頼書
  • 登録事項等証明書(小型乗用車、普通乗用車の場合)
  • 検査記録事項等証明書(軽自動車の場合)

譲渡する場合(売却やリース会社への返還を含む)

  • 中断証明書の発行依頼書
  • 譲渡前後の車検証コピー
  • 登録事項等証明書(小型乗用車、普通乗用車の場合)
  • 検査記録事項等証明書(軽自動車の場合)
  • 売買契約書のコピー

車検切れの場合

  • 中断証明書の発行依頼書
  • 車検切れの車検証または軽自動車検査証のコピー
  • 登録事項等証明書(小型乗用車、普通乗用車の場合)
  • 検査記録事項等証明書(軽自動車の場合)

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中断証明書を使って自動車保険に入る

以前に取得していた中断証明書を使って自動車保険に入れば、以前の保険契約の等級を引き継ぐことができるため、保険料を安くできるというメリットがありますが、中断証明書を使う場合には一定の条件もあります。

中断証明書を利用するための条件

  • 以前の保険を中断した日から(中断日)から10年以内であること
  • 新しい車を取得してから1年以内の加入であること
  • 中断した保険契約と同じ被保険者であること
  • 以前の保険契約と車の用途・車種区分が同じであること

中断証明書は最長で10年間の有効期限がありますので、その有効期間中に加入しなければなりません。

また、条件中の「中断した保険契約と同じ被保険者であること」は、被保険者と同居している親族(同居親族)であれば、以前の契約の被保険者と同一でなくても問題ありません。

なお、中断証明書を利用する場合は、以前に保険契約していた保険会社と別の保険会社でもかまいません。

まとめ

この記事のまとめ

  • 解約ではなく中断であれば等級は無駄にならない
  • 中断証明書を取得しておけば中断時の等級で自動車保険を再開できる
  • 中断証明書は同居親族になら譲ることもできる

免許の返納などで自動車保険が不要になっても、解約してしまうのではなく「中断」とすることで、いままで培ってきた等級は無駄になりません。

自動車保険を中断しておいたとしても、中断している期間の保険料等の費用が発生することもありませんので、今後、何かのときに利用することも無いわけではないでしょうから、「解約」ではなく「中断」としておくと良いでしょう。

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