路上駐車の車を避けようとして起こした事故の損害賠償

安全運転を啓発するイメージ

駐車禁止の場所に路上駐車をしている車を避けようとして対向車線にはみだし、後方から近づいてきた別の車と接触事故や衝突事故を起こし、相手の車の運転者が重症を負ったという事例を基に、路上駐車していた車の運転者に損害賠償を請求できるのか考えてみましょう。

事故を起こした運転者が後方をよく確認しなかったことで事故が起きたとも言えますが、そもそも路上に違法に駐車している車がなければ、起きなかった事故ともいえます。

ここでは、路上駐車をしていた人の責任を問うことはできるか?についてみて行きましょう。

路上駐車していた人の責任を問うことは可能?

路上駐車していた現場周辺が駐車禁止区域だった場合、違法路上駐車をしていた運転者の責任はどうなるのでしょうか?

このような場合、「自動車損害賠償保障法」でどう扱われるかが問題になります。つまり、「自動車損害賠償保障法」で言う「運行」に駐車が該当するかどうかで、賠償責任を問えるかどうかが決まります。

自動車損害賠償保障法2条2号

この法律で「運行」とは,人又は物を運送するとしないとにかかわらず,自動車を当該装置の用い方に従い用いることをいう。

つまり、自動車損害賠償保障法2条2号によれば、「運行とは人や物を運送しているかどうかは関係がないもの」とされているのです。

運行を車が走行している状態だけと解釈すれば、路上駐車は運行にはあたりません。しかし、運行の意味は広く自動車の「駐車している状態から出発して駐車している状態へ戻る」までと解釈されますので、今回のケースのような路上駐車も運行に含まれることになります。

さらに、自賠法は被害者の救済が目的となりますので、駐車が違法であっても運行に含まれることになります。

よって、違法な路上駐車をしていた人の責任を問うことができるのです。

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路上駐車と事故の因果関係

では、接触事故や衝突事故は違法な路上駐車によるものなのか?を考えてみます。

このケースでは、路上に違法駐車している車を避けようとして事故を起こしたのですから、事故と違法な路上駐車には、あきらかに因果関係があります。

厳密には、一車線の道路で路上駐車の車両を避けて進行車線にとどまれなかったのであれば、事故と違法な路上駐車の因果関係が認められます。

何故なら、路上駐車が無ければ、対向車線にはみだし事故を起こすことはなかったのですから。

このように、接触事故や衝突事故と違法な路上駐車の間に因果関係があれば、違法駐車していた運転者に対しても損害賠償責任があることになります

運行供用者としての責任を問われる場合も

自動車損害賠償保障法3条には下記のように定められています。

自賠法3条 「自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によつて他人の生命又は身体を害したときは、これによつて生じた損害を賠償する責に任ずる。ただし、自己及び運転者が自動車の運行に関し注意を怠らなかつたこと、被害者又は運転者以外の第三者に故意又は過失があつたこと並びに自動車に構造上の欠陥又は機能の障害がなかつたことを証明したときは、この限りでない。」

自己のために自動車を運行の用に供する者を「運行供用者」といいますが、運行供用者は自動車を実際に運転していた人だけではなく、下記に挙げた人も含みます。

  1. 自動車の運転及び走行をコントロールできる立場にある人
  2. 自動車の運行から利益を受けている人

したがって、これに該当している人は、他人が起こした事故についても、一定の範囲で損害賠償責任を負い、賠償金を支払わなければなりません。

例えば、会社の従業員が営業車や貨物自動車などを用いて仕事をしている場合、今回のケースのように、路上駐車によって引き起こされた事故で「他人の生命又は身体を害したとき」は、運行供用者責任が生じます。同時に会社は民法715条の使用者責任も問われます。

さらに、運転した従業員は、民法709条の不法行為責任を問われることになります。

よって、路上駐車や違法駐車などにより事故が起こる可能性があることを従業員に周知し、日ごろから安全運転に徹するよう指導していくことが重要になってくるでしょう。

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