3等級ダウン事故の種類と保険料への影響

保険料が高くて困る人のイメージ

3等級ダウン事故とは、事故を起こして任意保険の保険金を請求した際に、翌年からの等級が3等級ダウンしてしまう事故のことをいいます。

例えば、任意保険に入ったばかりの6等級の人が3等級ダウン事故を起こせば、等級は3つ下がり3等級になってしまいます。

ここでは、3等級ダウン事故の種類と、保険料がどれくらい上がってしまうのかについてみていきます。

3等級ダウン事故になる事故の種類は?

下記の原因による自動車事故が3等級ダウン事故となり、等級が3等級下がります。

そうなれば、等級による保険料の割引率は12%の割増になってしまいますので、相当な額の値上がりを覚悟しなければならないのです。

3等級ダウンとなる主な事故

  • 他人にケガをさせ対人賠償保険の保険金が支払われる事故
  • 他人の車に損害を与え対物賠償保険の保険金が支払われる事故
  • 運転を誤って電柱に衝突し車両保険から保険金が支払われる事故
  • 当て逃げに遭い車両保険から保険金が支払われる事故

※ おとなの自動車保険より

3等級ダウン事故となるのは、上記で挙げたように「人が絡む事故で対人賠償保険を使った場合」、「他人の所有物(車など)に損害を与え対物賠償保険を使った場合」、「車同士の事故や、当て逃げ、単独事故で車両保険を使った場合」なのです。

車両保険に関しては、保険金を請求しても1等級しか下がらない「1等級ダウン事故」もありますが、1等級ダウン事故の場合は、いたずら、落書き、自然災害などによって車が損害を受け車両保険を使った場合のみです。

» 1等級ダウン事故とは:保険料への影響はどうなるの?

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車両保険の1等級ダウン事故と3等級ダウン事故を分類

車両保険の1等級ダウン事故となるもの

1等級ダウン事故となる事故

  • 火災・爆発(飛来中または落下中の物以外の他物との衝突・接触、転覆、墜落によるものを除きます)
  • 盗難、騒じょう、労働争議
  • 台風、たつ巻、洪水、高潮
  • 落書、いたずら(ご契約のお車の運行によって生じたもの、他の自動車等との衝突・接触により生じたものを除きます)
  • 窓ガラス破損(飛来中または落下中の物以外の他物との衝突・接触、ご契約のお車の転覆、墜落によるものを除きます)
  • 飛来中または落下中の他物(飛び石、落石、ひょう等)との衝突
  • その他偶然な事故によって生じた損害(他物との衝突・接触、転覆、墜落によるものを除きます)

車両保険の3等級ダウン事故となるもの

3等級ダウン事故となる事故

上記の1等級ダウン事故となるもの以外で車両保険を使った場合に3等級ダウン事故となります。

  • 車対車の事故(交差点での衝突などで車が損害を受け車両保険の保険金を請求した場合)
  • 単独事故(自宅の門に車をぶつけて壊し車両保険の保険金を請求した場合)
  • 当て逃げ(相手が不明の事故で車両保険の保険金を請求した場合)

3等級ダウン事故を起こすと保険料は確実に上がる

等級が下がるイメージ

3等級ダウン事故となると、ダウン後の等級が「事故あり等級」となることで、保険料の割引率が大幅に低下します。そのため、ダウン後は保険料が相当な額上がることになるでしょう。

ここで出てきた「事故あり等級」とはどういうものでしょうか?

事故あり等級とは、保険を使うような事故を起こしたことへの、一種のペナルティのようなもので、事故も起こさず安全運転を心がけているドライバーとの差別化を図るために設けられました。

事故を起こして等級がダウンしても、何のペナルティもなく、事故を起こしていない人と同じ保険料の割引率が適用されるのは不公平だという考え方からきています。

そのために、一定の間だけ「事故あり等級」を適用しているのです。なお、「事故あり等級」が適用される期間のことを「事故あり係数適用期間」といい、3等級ダウン事故の場合なら、事故で保険金を請求した年の翌年から3年間となっています。

では、「事故あり等級」の割引率がどの程度なのか、通常の「事故なし割引率」と比較しながら確認してみましょう。

事故あり等級と事故なし等級の比較

等級 事故あり割引率 事故なし割引率
7等級 20% 30%
8等級 21% 40%
9等級 22% 43%
10等級 23% 45%
11等級 25% 47%
12等級 27% 48%
13等級 28% 49%
14等級 31% 50%
15等級 33% 51%
16等級 36% 52%
17等級 38% 53%
18等級 40% 54%
19等級 42% 55%
20等級 44% 63%

上記が事故あり等級と事故なし等級それぞれの割引率を表したものですが、各等級で相当の差がでています。

たとえば、10等級の場合なら、事故あり割引率が23%で事故なし割引率が45%ですから、実に22%(2割以上)も割引率が低下してしまうのです。

この状態が「事故あり係数適用期間」だけ続きますが、3等級ダウン事故の場合は翌年からの3年間は「事故あり割引率」が適用され、事故で保険金を請求した年から数えれば4年目に通常の「事故なし割引率」が適用され保険料が算出されます。

イメージとしては、こんな感じになります。年単位で推移します。

10等級-保険料割引率45%(事故を起こしたとき)→
7等級-事故あり等級(割引率20%・事故あり係数適用期間3年)→
8等級-事故あり等級(割引率21%・事故あり係数適用期間2年)→
9等級-事故あり等級(割引率22%・事故あり係数適用期間1年)→
10等級-事故なし等級(割引率45%・事故あり係数適用期間0年)

なお、上記の表には1等級~6等級までがありませんが、これらの等級の場合は「事故あり」も「事故なし」も関係なく同じ割増引率が適用されます。また、3等級以下の等級になると、保険料は割引ではなく割増となりますので、注意しましょう。

等級が下がる事故を連続で起こしたらどうなる

等級が下がるような事故を連続して起こしたらどうなるのでしょうか?

3等級ダウン事故を2回連続で起こした場合や、3等級ダウン事故と1等級ダウン事故を連続して起こしてしまえば等級は下がり続け、起こした事故の数と比例する形で「事故あり係数適用期間」に加算されていきます(事故あり係数適用期間の上限は6年)。

例えば、現在の等級が6等級や7等級と低い等級の場合は、連続して事故を起こせば1等級や2等級となってしまうことになります。

もし、1等級や2等級、3等級などの保険料割増等級となってしまえば、

  • 1等級で64%の保険料割増
  • 2等級で28%の保険料割増
  • 3等級で12%の保険料割増

となり、保険料は相当な額上がることになるでしょう。

さらに、割増等級(1~3等級)の場合、特に1等級の場合は、任意保険の新規契約や継続契約を断られる可能性も出てきますので、連続して等級を下げるような事故を起こさないよう細心の注意をしなければなりません。

では、3等級ダウン事故で保険料が上がることになった場合は、どうすれば良いでしょうか?

保険料を安くする方法はあるの?

3等級ダウン事故の場合、保険料の割引率に影響する「事故あり割引率」が適用されるのは翌年からの3年間ですので、その間は保険料の高い状態が続くことになります。

逆に言えば3年だけ我慢すれば、元の「事故なし等級」に戻れるのですから、その間だけ辛抱すれば良いとも言えます。

しかし、約2割も保険料が上がってしまうのは困るという場合は、満期の時期にあわせて保険会社を変更するという方法もとれます。

任意保険の保険料は保険会社によって大きく異りますので、幾つかの保険会社で見積もりしてみても損することはありません。また、今よりも保険料の安い保険会社を見つけれることも多いので、試してみる価値はあるでしょう。

また、その他にも以下のよう方法を検討しても良いかもしれません。

  • 車両保険を一時的に外す
  • 運転者の範囲を見直す
  • 保険料を月払いにする

車両保険を一時的に外す

任意保険に車両保険を付けている場合だけ、一時的に車両保険を外すことで大幅に保険料を節約できます。

保険料を押し上げる要因の最も大きなものは「車両保険」です。

よって、車両保険に加入しなければ、今の保険料の約半分くらいまで保険料は安くなるのです。

もしくは、補償範囲の狭い「エコノミー型の車両保険」にするだけでも、保険料を抑えることは可能です。ただ、エコノミー型には「単独事故」や「当て逃げ」に対する補償はありませんので、よく考えてみる必要はあります。

また、車両保険がないと不安だという場合や、エコノミーでは単独事故の補償がないので困るという場合は、車両保険を外したりプランの変更をしない方が良いでしょう。

運転者の範囲を見直す

運転者の範囲を狭くすることでも保険料は安くできます。

今の運転者の範囲(運転者限定)が、夫婦限定や家族限定となっていて、この範囲を変更し「本人限定」にすることが可能ならば、運転者の範囲を「本人限定」と狭くして保険料を節約すると良いでしょう。

保険料を月払いにする

保険料を月払いの分割で支払うことも考えてみると良いでしょう(保険料の支払いを一括でしている場合)。

これは保険料を安くする方法ではありませんが、一括で保険料を支払わなくてもよくなりますから、経済的な負担は少し軽減されるかもしれません。

分割で支払う場合は、一括で支払う場合よりも5%前後くらい保険料は割高になってしまいますが、それでも一時的に大きな出費をしなくて済みますので経済的には楽になるでしょう。

» 任意保険の保険料は月払いで支払えるのか

なお、月払いの分割で支払う場合は、クレジットカードを使った支払いとなる保険会社(通販型)が大半を占めています。

いずれにしても、今の保険が満期となる前が保険会社を変更したり、車両保険を見直したり、支払い方法を変更するチャンスとなりますので、早めに準備をしておくと良いでしょう。

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