自動車保険の等級とは:無事故を続ければ保険料が安くなる

等級が下がるイメージ

自動車保険には等級(ノンフリート等級)というものがあります。

等級には1~20(一部の共済は1~22)までの段階があって、数が大きくなるほど(等級が上がるほど)保険料の割引率が上がっていきます。

つまり、無事故を続けていれば、もしくは、事故を起こしても保険を使わなければ、毎年1段階ずつ等級が上がって行き、それに伴って保険料が安くなって行く仕組みになっているのです。これを「等級制度」といいます。

ここでは、等級について詳しく解説していますので、参考として等級制度の理解を深めてください。

無事故で保険を使わなければ等級は上がっていく

等級制度は、無事故を継続している人の保険料を優遇するための制度です。

事故を起こして保険を使うと、使った保険の種類に応じて等級が下がり保険料が上がってしまいます。

さらに、事故を起こして保険を使ったことにより、通常よりも保険料の割引率が悪い「事故あり等級」という、一種のペナルティ的な等級が割り当てられるので、「事故あり等級」から解放されるまでの数年間は、常に保険料の高い状態が続くのです。

このように、等級制度は複雑な仕組みで運用されているものですが、自動車保険に加入している人であれば、その概要だけでも正しく理解しておきたいものです。

初めて自動車保険に加入する場合は6等級が割り当てられ、その後、事故を起こして保険を使わなければ、もしくは、無事故を続けていれば、毎年1段階ずつ等級が上がっていきます。

そして、初めての加入から14年程度で最も高い等級の20等級に達します。20等級になれば、保険料の割引率は63%もの高い割引となりますので、保険料は相当に安くなっているハズです。

しかし、一たび事故を起こして保険を使用すると、保険金を請求した保険の種類(所謂、事故の種類)によって異なりますが、原則として(※)等級が3等級下がってしまうのです。

さらに、冒頭にあるように、事故を起こすと保険料の割引率が低い「事故あり等級」が適用されますので、等級は下がるし!保険料の割引率は悪くなるし!のダブルパンチとなるのです。

※ 等級が1等級下がる場合や、全く等級が下がらない事故もあります。

では、事故で等級が下がった場合に適用される「事故あり等級」になると、どれくらいの割引率になるのかを「事故なし等級(通常の等級)」と比較してみましょう。

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事故あり等級になると割引率が格段に低くなる

下記の表の左が「事故なし等級」の割引率で、右が「事故あり等級」の割引率です。

下記の表をみてもらえばわかりますが、事故あり等級となれば大幅に保険料の割引が下がりますので、それに伴って保険料も結構な額が上がることになります。

等級 事故なし 事故あり
20等級 +63% +44%
19等級 +55% +42%
18等級 +54% +40%
17等級 +53% +38%
16等級 +52% +36%
15等級 +51% +33%
14等級 +50% +31%
13等級 +49% +29%
12等級 +48% +27%
11等級 +47% +25%
10等級 +45% +23%
9等級 +43% +22%
8等級 +40% +21%
7等級 +30% +20%
6等級 +19%
5等級 +13%
4等級 +2%
3等級 -12%
2等級 -28%
1等級 -64%

※ 表中の「+」は割引を「-」は割増を表します。

等級が3等級以下の場合は、割引ではなく割増の保険料となってしまいますので、保険料は格段に高くなることが予想されます。

また、事故を繰り返し、その都度保険を使っていれば等級は下がり続け、しまいには最も等級の低い1等級となってしまします。1等級になってしまうと、保険会社に契約更新を拒まれる場合や、新しく受け入れてくれる保険会社を探すのに苦労するなのどデメリット生じてしまう可能性があります。

よって、軽微な事故の場合なら、保険を使わず自腹で対応することも必要かもしれません。

ようは、安全運転に徹することが等級をダウンさせない一番の方法なのです。

事故あり等級から普通の等級に戻るのはいつ

事故あり等級から普通の事故なし等級に戻るのは、3等級ダウン(3等級ダウン事故)した場合は、事故で保険を使った翌年から数えて4年目、1等級ダウン(1等級ダウン事故)した場合は2年目となります。

よって、事故の翌年から3年間もしくは1年間は「事故あり等級」が適用されていますので保険料の高い状態が続き、4年目または2年目に保険料の高い状態から解放されることになります。

この事故あり等級が適用されている期間のことを「事故あり係数適用期間」といいます。

保険を使っても等級の下がらない場合も

車の保険のイメージ

自動車保険の保険金の支払いを受けても、全てで等級が下がるわけではありません。

保険金を受け取っても等級の下がらないものもありますし、等級が下がる場合でも1等級のみのダウンとなるものもあります。

例えば、車の搭乗者(運転者と同乗者)のケガなどを補償する人身傷害保険や搭乗者傷害保険は、保険金を受け取っても等級に影響しません。つまり、これらの保険を使っても等級は下がらないのです。

また、車に対する補償の車両保険を使っても1等級しか下がらない場合があります。

例えば、飛び石で車が傷ついた場合、車に落書きされた場合などで修理のために保険金を請求しても1等級しかダウンしません。

保険を使えば、全てで3等級下がるというわけではありませんので、どういう事故で保険を使えばどれくらい等級が下がるかということを正しく理解しておくと良いでしょう。

» 自動車保険を使うと保険料は高くなるの?保険料が上がらない保険はあるの?

初めて自動車保険を契約する場合の等級

自動車保険に初めて入る場合の等級は6等級となります。

初めて自動車保険を契約する場合の等級は、上記の表でみれば6等級の事故なし等級となりますから、保険料の割引率は19%となるのですが、初めての契約の場合は「運転者年齢条件」も含めて保険料の割引率が決まります。

運転者年齢条件とは、運転する人の年齢による条件ということです。

よって、初めて契約する場合の保険料には下記の割引率が適用されます。

初めて保険に入るときの割引率

等級による割引率は「運転者年齢条件」との組み合わせで決まります。

年齢条件 6(S)等級
年齢を問わず補償 -28%
21歳以上補償 -3%
26歳以上補償 +9%
35歳以上補償 +9%

※ 表中の「+」は割引を「-」は割増を表します。

ただし、複数所有新規の条件を満たす場合は、下記の割引率が適用されます。

つまり、1台目の車のセカンドカーとして新規で加入する場合は、セカンドカー割引が適用されますので、初めて加入する場合であっても6等級ではなく7等級としてスタートすることができるのです。

年齢条件 7(S)等級
年齢を問わず補償 -11%
21歳以上補償 +11%
26歳以上補償 +40%
35歳以上補償 +40%

※ 表中の「+」は割引を「-」は割増を表します。

保険会社を変えても等級は引き継がれる

保険会社を変えた場合でも等級は引き継がれます。つまり、等級がリセットされてしまうかもしれないので、保険会社を変えられないということはないのです。

また、等級が6等級以下に下がって保険料が高くなったので、他の保険会社で再出発しようと思っても、今の等級が引継ぎされてしまいますので、等級が下がったことを理由に保険会社を変更する意味はありません。

損害保険会社間で等級などの情報は共有されていますので、他の保険会社へ移る場合でも等級は引き継がれます。また、保険契約時に自分の今の等級を間違って申告しても、保険会社間で共有されている等級データを基に修正されて保険料が計算されますので安心して良いでしょう。

等級の引継ぎは、どの損害保険会社に変えても問題なく行えますし、共済に変える場合でも引継ぎはできます。ただし、マイカー共済やJA共済などは民間の保険会社と同じように引継ぎができるのですが、一部の共済では上手く引き継ぐことができません。

移る先の保険会社がマイカー共済やJA共以外の共済であれば、事前に等級の引継ぎについて確認した方がよさそうです。

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